●●●見出し項目●●●
<「日本マスコミ表記基準」(通称「JRGA標準」)>
「JRGA辞書」
タイトルについて
句読点の活用について
−−−主語の明確化
−−−句・節の明確化
−−−接続詞等の活用
−−−「今」と読点
−−−「例えば」と読点
−−−「かぎ括弧」と読点
人名表記について
性別表記について
一人称、二人称の代替表記について
「い抜き言葉」と「と抜き言葉」について
数字表記について
−−−漢数字表記
−−−−−−単位語の例外表記
−−−−−−漢数字反訳指定の例外表記
−−−縦書き・洋数字指定の表記
−−−漢数字指定の表記
−−−人数の表記
略語及び正式名称の表記
外来語表記について
英数字半角指定と記号について
項目番号の処理について
−−−標準反訳指示の場合の見出し項目作成
資料の活用について
縦書きの場合の項目番号の処理について
かぎ括弧の活用について
「−」マイナス記号について
■日本国内の都道府県名・市町村名
■勘定科目及び金額の表記
国語辞書の統一について
<その他の表記>
反訳不能箇所のアスタリスク表記について
■反訳無用
電話録音の注意点について
発言外表記について
★★★「日本マスコミ表記辞書」について★★★
■「日本マスコミ表記辞書」      [ページトップ]
「日本マスコミ表記辞書」については「WEB−JRGA」をご覧ください。

■漢字熟語表記ルール
「日本マスコミ表記基準」では、以下に示す優先順位に従って表記します。
(1)「日本マスコミ表記辞書」
(2)「インターネット大辞泉(goo辞書)」

(1)「日本マスコミ表記辞書」に記載のある漢字熟語は「正表記」を表記します。

(2)「日本マスコミ表記辞書」に記載がない場合、下記「日本マスコミ表記基準」ルールに従って表記します。

見出し語の下の(  )内の表記を確認して、矢印(↓)の下の表記を見ます。
−−−@「○統」、「○特」、「○慣」、「◎」が付いていたら、その漢字を表記します。
−−−A見出し語に「●」が付いていたら、矢印(↓)の下に記載された漢字を表記します。
−−−B矢印(↓)の下に(  )内の漢字と同じ音の常用漢字の書き換え語がある場合は、その常用漢字を表記します。
−−−C−A:(  )内の漢字熟語のどれか一つに「△」あるいは「▲」が付いている場合は、読み仮名併記をします。
−−−C−B:(  )内の漢字熟語のすべてに「△」あるいは「▲」がついている場合は、
−−−−−−−−(i)矢印(↓)の下に見出し語と同じ平仮名読みがある場合は、その平仮名読み表記をします。
−−−−−−−−(ii)矢印(↓)の下に見出し語と同じ平仮名読みがない場合は、読み仮名併記をします。
−−−C−C:(  )内の一文字の漢字表記に「△」あるいは「▲」が付いている場合は、平仮名表記をします。

(3)「JRGA辞書」にも「朝日新聞の用語の手引」にも記載がない漢字熟語は、「インターネット大辞泉(goo辞書)」を調べて下記ルールに従って表記します。
−−−@常用漢字のものは、常用漢字で表記します。
−−−A表外字及び表外音訓一文字でできたものは、平仮名表記をします。
−−−B表外字及び表外音訓が一つ以上含まれるものは、読み仮名併記をします。
−−−C常用漢字表の付表以外の熟字訓の場合は、読み仮名併記をします。

(注意)上記基本ルールから適切な表記方法がみつからない場合、あるいは類似表記との混同や誤解を避けるために特別の配慮が必要名場合には、「読み仮名併記」を基本にして臨機応変な表記が必要になる場合がありますので、注意をしてください。

■「日本マスコミ表記辞書」改定
「日本マスコミ表記辞書」の改定は常に行われています。
最近のものは、「追」ボタンから「追加シート」をご覧ください。
追加日が記載されています。
本編に転記されたのちに、削除されています。
また、
「数」の「数字シート」
「外」の「外来語シート」
「他」の「その他シート」
「記」の「「記者ハンドブック」例外シート
もその都度必要に応じて追加・変更されていますので、週1回は追加項目を確認するようにしてください。

また、「日本マスコミ表記辞書」に追加したほうがいいと思われる用字・用例は、Eメールにて
hakase@taperewriter.com
までお願いします。

■「なんでも相談」
「JRGA博士」の「なんでも相談」は、Eメールにて行っています。

タイトル      [ページトップ]
承り書記載のタイトル及びお客様指定によるファイル名などからのタイトルは、指示どおりにタイトル表記をし、文中ではかぎ括弧書きにて表記します。
タイトルに略語が含まれる場合は、タイトル部分には正式名称を併記せず、初回登場時の本文に併記します。

タイトルに使用される「第1回経営者懇談会」などは、統一して「日本マスコミ表記基準」どおりに漢数字表記をします。
この漢数字表記は、資料よりも優先する表記になっていますのでご注意ください。
同一ファイル内で表記される同類の表記との統合を図ることが狙いです。
通常表記(固有名詞などを除いて)は、タイトルにおいても「日本マスコミ表記辞書」表記をします。

具体的なタイトル指示がない場合には、
○インタビュー−○○○○氏(株式会社○○○○)
○講演−○○○○氏(○○○○株式会社)
のように入力します。
具体的なテーマ、演題、件名がわかっている場合には、
○インタビュー「○○○○の現状について」(○○○○氏・株式会社○○○○)
○講演「○○○○の現状と今後の課題」(○○○○氏・株式会社○○○○総合研究所)
のように記載します。

情報不足で、上記のようなタイトル入力ができない場合には、「ファイル名」をタイトルとします。
ファイル名をタイトルとする場合には、カスタマーセンターで入力するプロジェクト番号・枝番号や拡張子は入力しません。

音声ファイル名をタイトルにする場合は、「−」や「_」はそのまま入力します。
ただし、「−」や「_」は、全角指定の場合は全角で、半角指定の場合には半角で入力します。
★縦書き指定の場合には、これらはすべて「ー」(長音記号)を入力します。

句読点の活用      [ページトップ]
わかりやすく読みやすい原稿を作成するために読点を上手に活用します。
1行(35文字)に一つも読点がない文章は、基本的に読みにくくなります。
読点は、
主語の明確化
句・節の明確化
接続詞等の明確化
などのために活用します。

また、発言内容を引用するかぎ括弧の前では、基本的に読点が必要です。

句読点の活用−主語の明確化     [ページトップ]
主語を明確化するために、読点を打ちます。
○昨日、私は、東京に行きました。
○もういつのことだかよく覚えていないけれども、私は、無理をして新幹線で東京に行きました。

○そして、私は、走った。
○そして、私は走った。
文章が短いと、読点を打たない文章のほうが、見た目もわかりやすく読みやすい文章になります。

○結果として、彼が東京に行き、私が大阪に行きました。
各節で主語が異なる場合には、読点を打たないほうが、かえってわかりやすく読みやすくなることがあります。しかし、この構造文でも、文章が長くなると、読点を活用してわかりやすく読みやすくしたほうがよいものもあります。

○結果として、私は、まず東京見物をしてから、彼を訪ねて大阪に行きました。
主語は「私」です。このような文章構成は多用されていますが、主語を明確化して、わかりやすく読みやすい文章にします。
主語が、「これ」あるいは「そのこと」の場合も、基本的な考え方は同じです。

○結局どうしたかというと、もし、あの忙しいときに、彼があのまま飛行機で東京に行ってしまったらどうなっていたかというのを、(私が)大阪の友人に依頼して調べてみたことがあるのですよ。
主語の「私」が話されないかたちの文章も非常に多くあります。

句読点の活用−句・節の明確化     [ページトップ]
句・節を明確化することで、文章は読みやすく理解しやすいものになります。

○このままだらだら意見交換を続けて、どのような原因があるかどうかを全員で議論することなく急いで意思決定しようとすることは、あまり民主的ではないですよ。
○私の問題意識として皆さんに伝えたいことは、東京都が賛成なら、大阪府も反対することなく賛成票を投じてもらいたいという意見に押されることなく、既に住民に広く知られている知事のマニフェストに沿って、公約を果たす姿勢を打ち出すことです。

○紹介にあずかりました、○○です。
○東京から来ました、○○です。
○ホームページで紹介した、本講演の趣旨についてお話しいたします。

特に、長文の場合には、読点を活用することで、わかりやすく読みやすい文章を作成します。
機械的にやると、かえって読みにくい文章になることがありますので、十分に注意をしてください。

以下の場合には、読点を使用しません。
○東京大学医学部教授○○です。
○オプトの取締役会長CSO△△です。
○早稲田大学経済学部二年○○です。

ただし、以下のように読みにくくなる場合には、読点を「活用」することも可能です。
○博報堂DYメディアパートナーズ、メディア環境研究所所長○○です。
○電通コミュニケーション・デザイン・センター、チーフプランナー○○です。
これらの場合、肩書の前に読点を打ちます。

句読点の活用−接続詞等の活用     [ページトップ]
下記のような接続詞等には、効果的に読点を活用しで、読みやすい文章にします。

今、今は、こんにち(では)
昔、昔は
特に、特別(に)
実は、実のところ、実際に(は)、実際問題
逆に、反対に
でも、しかし、しかも、ところが、だって、それに対し(て)
あと、それから、その後、そのあと(に)
なお、そのうえ(で)
もちろん
じゃ、じゃあ
ただ、もう
例えば
だから、つまり、従って、それで、故に、それ故に
普通(は)
大体、一応
第一に
最初、最初に、最初は、以前(に、は)
もし、仮に
ぜひ、確か、確かに
本来、要は、要するに
よく考えたら
そういうことがあって
代わりに、その代わり
結局、案外、恐らく(は)
このごろ、当初(は)
ちょうど
事実、事実上(は)

句読点の活用−「今」と読点     [ページトップ]
○今おっしゃたように・・・(読点不要)
○今行きます・・・(読点不要)
○今、あなたが話したことについて・・・(読点必要)
○今、私が言いたいことは・・・(読点必要)

標準反訳及び準標準反訳・標準反訳では、不要な場合は削除します。
また、文頭に出すなど、文章構造(言葉の並び)を変えて、わかりやすく読みやすくします。

句読点の活用−「例えば」と読点     [ページトップ]
○例えば東京の有名なお店は・・・(読点不要)
○例えば私の場合は・・・(読点不要)
これらの「例えば」は、それぞれ「東京」あるいは「私」を修飾します。

○例えば、東京で有名な店を探す場合と沖縄で有名なお店を探す場合では・・・(読点必要)
○例えば、私がこれまでに調べた調査結果から得られることは・・・(読点必要)
これらの「例えば」は、それぞれ以下の節や文章全体を修飾します。

句読点の活用−かぎ括弧と読点     [ページトップ]
発言内容を引用するかぎ括弧の前では、基本的に読点が必要です。
○振り返ると、「早くこちらに来てください」と言われて・・・。
○私は、「これをください」と言いました。
○でも、「その経験が随分役立ちました」と、彼から聞きました。

かぎ括弧が列挙される場合は、読点を打ちます。
○彼は、そのときに、「こういう辞書があった」、「ここの分野では、こういうキーワードを先に調べたほうがいい」、「図書館で条約集を見つけた」などと言っていました。

例外として、継続する会話のやり取りの場合は、読点を打ちません。
○私と彼の間で、「1週間抜けてもしょうがない」「1週間抜けたら間に合わないよ」「だって、ほかに方法がないから」といったやり取りはありました。

<注意>
会話文章ではなく、用語・用例、固有名詞やタイトルなどをかぎ括弧に入れる場合は、読点を打ちません
○だれも見たことがない「幻の映画」と言われています。
○私たちは、その「記者ハンドブック」について意見交換しました。
○今、団塊世代の「海外移住計画にまつわるトラブル」が続出しています。
○ここで言っている「重要な欠陥」というのは、具体的には何のことですか。

◎◎◎句点の打ち方サンプルファイル◎◎◎
読点の活用、主語の明確に関するサンプルファイルは、こちらからダウンロードできます。
ゲストリライターの皆様は、業務委託契約締結後、お試しプロジェクトに取り掛かる際に、Eメールにてカスタマーセンターに「読点に関するサンプルファイル」を要求してください。

固有名詞の旧漢字表記人名表記     [ページトップ]
人名の場合、調査した表記が旧漢字の場合は、旧漢字表記をします。

○橋本龍太郎
○濱田マリ
など。
また、旧漢字が使われている人名の付いた建造物や講演なども旧漢字表記をします。

ただし、「インターネット大辞林」に新漢字で載っている人名は、新漢字表記となります。
○福沢諭吉
○東条英機
○渋沢栄一
など。

人名以外は、すべて新漢字表記をします。
○新日本製鐵→新日本製鉄
○靖國神社→靖国神社
○慶應大学→慶応大学
○圓覚寺→円覚寺
など。

新旧漢字対照表はこちらをご覧ください。

人名は、同一ファイルにて初回登場した際にフルネームで表記します。
2回目以降登場時は、発言者どおりに表記します。
○「初代の徳川将軍が・・・」ではなく、「初代の徳川(家康)将軍が・・・」と表記します(かぎ括弧は不要)。
○「リンカーンが大統領だった時代に・・・」ではなく「(アブラハム・)リンカーンが大統領だった時代に・・・」と表記します(かぎ括弧表記は不要)。
初回登場時に発言者がフルネームで話した場合には、括弧併記は不要です。
外国人名は、括弧の中に中黒が必要です。
フルネーム表記がない場合には、誤表記となります。

調査した固有名詞はグリーンの蛍光ペン表記をします。表記が正しくても、蛍光ペンの使用がない場合には誤表記(一つ)となりますので、ご注意ください。

ファイル分割発注により、第二ファイル以後の担当者も同様の表記をします。
プルーフリライターは、第一ファイルで既に登場した固有名詞の場合には、括弧内を削除します。
第2ファイル以後の初回登場時にフルネーム表記(グリーン蛍光ペン表記)がない場合には、誤表記となります。

調査確定できた人名でもフルネーム表記ができない場合があります。
この場合は、グリーン蛍光ペン表記をして「調査確定済み」であることを明示してください。
プルーフリライターがフルネーム確定した場合には、この場合でも当然誤表記となります。

性別表記     [ページトップ]
マスコミ報道でも、犯人に対して「男性・女性」は使用されません。
「JRGA標準」においても、一般的表記として「男性・女性」を表記しますが、犯人、容疑者、悪いことをしたとされる場合には、反訳スタイルに関係なく、「男・女」と表記します。
一人の人について話しているのに、男性・女性、男・女がともに使用されたり、「人」と呼ばれたりすることがありますが、標準反訳及び準・標準反訳においては、常に統一表記をして人物を確定し読みやすくしてください。

また、標準反訳、標準的準標準反訳においては、一般的に「人」のことを「方」と尊敬して言う場合、「人」に直して反訳します。
天皇家など、本当に貴人を指している場合など、「方」とします。
「方々」は「人たち」に、「2人の先生方」は、「2人の先生」のように「方」を削除します。

一人称、二人称の代替表記     [ページトップ]
標準反訳及び標準的準標準反訳では、
○俺→私
○僕→私
○われわれ→私たち、私ども
○うちの会社→弊社(対外的に)、当社(対内的に)、当行など
○わが社→弊社(対外的に)、当社(対内的に)、当行など
など代替表記をします。
機械的な処理をせず、適切な表記を心掛けてください。
また、
○「お客さん」ではなく「お客様」
○「その方」ではなく「その人」
とする一方で、
○「皆様」ではなく「皆さん」
が基本です。

同一ファイル内で自分のことを「私」と言ったり、「僕」と言ったりする場合は、「私」で統一表記をします。

「い抜き言葉」と「と抜き言葉」     [ページトップ]
適切な日本語表記としては、
○やってる・・・ではなく「やっている」
○やってます・・・ではなく「やっています」
○話してる・・・ではなく「話している」
○話してます・・・ではなく「話しています」
○思ってます・・・ではなく「思っています」
○思ってたんです・・・ではなく「思っていたんです」あるいは「思っていたのです」
○私が参加してる活動・・・ではなく「私が参加をしている活動」
○目的が変わってきてる・・・ではなく「目的が変わってきている」
○強調されてた・・・ではなく「強調されていた」
○住んでる人・・・ではなく「住んでいる人」
○そこに出てきてる・・・ではなく「そこに出てきている」
です。

ただし、否定文の場合には、反訳スタイルに応じて柔軟な判断をして、
○「今日は、彼は来てない」あるいは「今日は、彼は来ていない」
○「雨が降ってないから」あるいは「雨が降っていないから」
とします。

同様に、
○「はねられるいう可能性」・・・ではなく「はねられるという可能性」
○「こんどこそ」言うたら・・・ではなく「こんどこそ」と言うたら
○「100キロいうところです」・・・ではなく「100キロというところです」
○「行けそうもないいう状況で」・・・ではなく「行けそうもないという状況で」
とします。

「い抜き言葉」及び「と抜き言葉」については、逐語・標準など反訳スタイルに関係なく、適切な日本語表記を心掛けてください。
中には、「い抜き」あるいは「と抜き言葉」表現のほうが適切なプロジェクトもあり、臨機応変に表記します。

完全逐語反訳は、発言どおりに反訳します。

数字表記−漢字表記     [ページトップ]
タイトルやホームページ調査などで固有名詞と確認される会合、式典、行事などの開催については、漢数字統一表記となります。
「第一回」「第二回・・・
「第一段階」、「第二段階」・・・
「第一フェーズ」、「第二フェーズ」・・・
など同様に統一表記します。
同一ファイル内で表記される同類の表記との統合を図ることが狙いです。

「3回目は東京で、第四回目は大阪で」・・・の場合、「第三回目」と表記します。
統一表記とはそういう意味です。
ただし、完全逐語反訳の場合は、発言どおりに表記をし、上記の場合では「三回目」と漢数字表記をします。


なお、法律条文などの漢数字表記指定の場合、「憲法第十条」ではなく、「憲法第一〇条」と表記します。
同様に、原文表記ではなく、
○「第二十二条」ではなく「第二二条」
○「第二百四十五条」ではなく「第二四五条」
○「第百条」ではなく「第一〇〇条」
とします。

数字表記−例外表記     [ページトップ]
「第」が付くものは基本的に漢数字表記をしますが、例外表記として、項目番号の「第1章」、「第2節」は、かぎ括弧で洋数字を入力します。(漢数字指定の場合は、漢字表記です。)

法律条文などについては、原文が漢数字のものがありますが、横書き標準書式指定では洋数字でかぎ括弧表記となります。

数字表記−電話番号など連番入力     [ページトップ]
電話番号は、記号(ハイフン)を入れずに、「0354531050」のように、かぎ括弧で連番入力します。

「1234」を「せんにひゃくさんじゅうよん」と読まずに、「いち・に・さん・し」と読む場合には、かぎ括弧に入れて表記します。

■数字表記−縦書き・洋数字指定の表記(「承り書」の「書式指定」〜「文字の方向」〜「縦書きで入力します」を確認!!)
縦書き・洋数字指定の場合、小数点は使用せず、中黒(中点)を使用します。また、カンマも使用禁止です。

<書式指定・数字指定による数字の表記一覧>
横書き指定 縦書き指定
洋数字指定 漢数字指定 洋数字指定 漢数字指定
1,234 千二百三十四 1234 千二百三十四
1万2,500 一万二千五百 1万2500 一万二千五百
56.7 五十六・七 56・7 五十六・七
34.5% 三四・五% 34・5% 三四・五%
2、30年前 二、三十年前 2、30年前 二、三十年前
400〜500 四百〜五百 400〜500 四百〜五百

■数字表記−漢数字指定の表記
「承り書」の漢数字指定は、「JRGA標準」・「JRGA辞書」の表記よりも優先されます。
「第一号議案、「第一週」などすべて漢数字表記となります。
ただし、「@」、「A」などは、そのまま表記します。

数字表記−人数表記     [ページトップ]

○レストランの客は、2人だけでした。
○レストランの客は、私と母の2人だけでした。

○友達と3人で旅行に行きました。
○AさんとBさんの3人で旅行に行きました。

○きょうだい3人で食事に行きました。

同時に、きょうだいの性別がわかる場合には、「兄弟」、「姉妹」、「兄妹」、「姉弟」など適切な表記が必要です。

特定漢数字表記は、人数表記のほか、年月日以外では用いられません。
○今日一日
○このひとつきで・・・

○三越と伊勢丹の2社について・・・
○「第3条」と「第4条」の2件に関して言えば・・・

略語及び正式名称の表記     [ページトップ]
オンライン業務マニュアル、「(3)基本表記−固有名詞等表記一覧表(PDFファイル)について」をご覧ください。

先に正式名称が登場し、あとから略語が登場する場合は、最初に登場した正式名称に加えて略語を括弧付き併記します。
ただし、資料で正式名称がわかるものの、その読み方が不明なら、かぎ括弧で正式名称をアルファベット表記しておきます。

★書籍の表記★
書籍の表記は、調査できる範囲で著者及び出版社を並記します。
○「負け犬の遠吠え」と発言している場合・・・「負け犬の遠吠え」(酒井順子著・講談社)
○「息子介護」と発言している場合・・・「息子介護〜40息子のぐうたら介護録」(鈴木宏康著・筒井書房)
のように、サブタイトルなど補足して表記します。

外来語表記     [ページトップ]
「日本マスコミ表記辞書」外来語シートに記載がない「英単語3語以上から成る複合語」は、
○「パッケージ・デザイン・コンペティション」
のように語間に中黒が必要です。
ただし、同一ファイル内に「パッケージデザイン」が登場する場合は、表記の統一を図るために、
○「パッケージデザイン・コンペティション」
のように、中黒一つが正表記となります。
ご注意ください。

「日本マスコミ表記辞書」外来語シートに記載がある「コーポレートガバナンス」などは、常に1語扱いとなります。

「コープレートガバナンス・マネジメント」
「コーポレートガバナンス・ポリシー」
「パーフェクト・コーポレートガバナンス」
「ライフサイクル・コスト」
「ライフサイクル・アセスメント」
など、ほかの単語と組み合わせた場合は、中黒一つが正表記となります。

「ドア・ツー・ドア」や「ステップ・バイ・ステップ」などは短い単語でもそれぞれ中黒が必要になります。

英語の文章は、上記とは別ルールですべての単語を中黒で区切ります。
○I am in charge of the corporate governance of the company.
○「アイ・アム・イン・チャージ・オブ・ザ・コーポレート・ガバナンス・オブ・ザ・カンパニー」

ただし、英文が数行に及ぶ場合、あるいは資料に記載されている大量の英文を引用するなどの場合には、全角指定でも半角のアルファベット表記をします。

<併用表記について>
外来語の省略については、「日本マスコミ表記辞書」・「その他」シート及び「外来語」シートを参照してください。
「外来語」シートに「ネゴ」の表記がありますが、これは、
○「ネゴ」と言った場合には、「ネゴ」と表記する
○「ネゴシエーション」と言った場合には、「ネゴシエーション」と表記する
という併用表記の指示になります。

「日本マスコミ表記辞書」に「外来語」シートが掲載されていますので、参照してください。

英数字半角指定と記号     [ページトップ]
すべてのフォントはMS明朝体に統一して入力します。
一部、お客様指定にて、英数半角文字を「Century」フォントとする場合があります。

1桁の場合を含め、すべての数字を半角入力します。
(1)、1)・・・のように数字を括弧に入れる場合は、括弧も半角で入力します。
(a)、b)・・・のようなアルファベット記号も半角指定の場合には括弧も半角で入力します。
ただし、「ヤフー(Yahoo!)」などは括弧は全角で入力します。
(ビデオ)・・・などの記号・括弧類は、半角指定でも全角入力をします。

○1.5、24.5・・・など、ピリオドも半角指定の場合には、半角です。
○「3.いくつ」などの場合は、半角指定の場合には、ピリオドも半角で、かぎ括弧に入れます。
○2009.12.25・・・など、日付のピリオドは半角指定の場合には、半角です。

また、数字と組み合わせになる下記のような記号類は、半角指定でも全角入力となりますので、ご注意ください。
○500〜600人・・・などの「〜」
○50%・・・の「%」

ただし、以下のものは全角指定の場合は全角、半角指定の場合は半角で入力します。
このような場合は、「−」(「全」マイナス記号)の代わりに「〜」を使用しません。
縦書きの場合は、「−」(「全」マイナス記号)の代わりに漢数字「一」を使用します。
既に漢数字の「一」が使用されている場合には、長音記号{ー」を使用します。

○Q&A・・・の場合の記号「&」
○NO.3452・・・の場合のピリオド
○セブン−イレブン・・・の場合の記号「−」
○EU−RoHS、「JIS−C−0950」、「GB18455−201」・・・などの「−」
○「EN/DS/IEC62321−2009」、「SJ/T}・・・などの「/」

○東京vs大阪・・・の場合の「vs」(「バーサス」と読みます。)
○etc.
○「A」アンド「B」

<英語長文の引用>
半角指定の有無にかかわらず、英語の長文引用は、片仮名ではなくアルファベット半角入力をします(全角の場合でも半角)。

項目番号の処理     [ページトップ]
資料の項目番号については、下記のように統一表記をします。ただし、縦書き表記指示の場合には、「−」の代わりに必ず「ー」(長音記号)を使用します。
参照目次をご覧ください。

○第1章−地球温暖化対策の推進に関する基本的方向
○第1節−わが国の地球温暖化対策の目指す方向
○第3章−第2節−1.温室効果ガスの排出削減
○1−(1)−@−ア.低炭素型の都市・地域構造や社会経済システム

基本的な章立て、項目立ては、参照目次のようなものとなります。
第1章、第2章・・・
第1節、第2節・・・
1、2、3・・・
(1)、(2)、(3)・・・
@、A、B・・・(漢数字指定でも@、A・・・を使用します。
ア、イ、ウ・・・
A、B、C・・・

★★漢数字指定の項目番号表記★★
こちらの参照資料をご覧ください。

◎「第」が付くものは、基本的に漢数字表記をしますが、項目番号に関しては、例外統一ルールとして洋数字を使用します。

「第1章」、「第1節」に代わって、「T」、「U」、「V」・・・が使用されることがあります。
1、2、3・・・より上位の項目として、同じように「1、2、3・・・」が使用される場合がありますが、「T、U、V・・・」と読み替えてください。
小項目では、「@、A、B・・・」が使用されることもあります。
アルファベットは小文字も使用されます。
片方だけの括弧も使用されます。

「日本マスコミ表記基準」は、発言者処理を除いて、基本的に「スペース禁止」が原則です
○「第1章の地球温暖化・・・」と発言した場合でも、「第1章−地球温暖化・・・」と反訳します。
○「1の温室効果ガス・・・」と発言した場合でも、「1.温室効果ガス・・・」と反訳します。
○「アの低炭素型・・・」と発言した場合でも、「ア.低炭素型・・・」と反訳します。
日本語項目の場合、「ア、」のように読点が使用されることがありますが、「.」(ピリオド)の統一表記となります。
ピリオドは記号として入力し、半角指定の場合も、ピリオドは全角で入力します
「(1)」や「@」は、スペースが入りません。

○「(1)の温室効果ガス・・・」と発言した場合でも、「(1)温室効果ガス・・・」と反訳します。
○「@のエネルギー起源・・・」と発言した場合でも、「@エネルギー起源・・・」と反訳します。
項目はすべてかぎ括弧表記となります。

項目番号(記号)だけの表記も、必ずかぎ括弧に入れて表記します。
○@のアを見ると・・・ではなく、「@−ア」を見ると・・・と反訳します。
○1の(2)で・・・ではなく、「1−(2)」で・・・と反訳します。
○部門別では特にBとEにおいて・・・ではなく、部門別では特に「B」と「E」において・・・とかぎ括弧に入れて表記します。
「資料1の2を見ると・・・」は、「資料1−2」を見ると・・・となります。
「資料1から資料2で・・・」は、「資料1」から「資料2」で・・・となります。
「資料1の1、資料1の2で・・・」は、「資料1−1」、「資料1−2」で・・・となります。

同じレベルの項目について、「1から3・・・」のような場合には、「1」から「3」・・・と表記します。

「資料1の1」を、「資料の1の1」・・・のように発言する場合があります。この場合、「資料1−1」と表記します。
(2)のことを「括弧2番」などと呼ぶ場合があります。この場合、「(2)」と表記します。
第一に、2番目、3番目・・・
一つ目、2番目、三つ目・・・
第一に、第二に、3番目に・・・
など読み方がばらばらの場合には、調整・統合して表記しますが、このような場合は、括弧表記はしません。
逐語反訳の場合においても、発言どおりにではなく、項目番号を適切に整文(修文)して読みやすく反訳します

「図表1」、「資料2」、「注3」、「グラフ4」、「テーブル5」など、すべてかぎ括弧書きとなります。
法律などで原典に「第123条の1」と書かれている場合は、「−」(あるいは「ー」長音記号)を使用せずに「第123条の1」と表記します。
◎民法・・・「第32条の3」
◎刑法・・・「第3条の1」
◎労働基準法・・・「第32条の1」

また、
第1条第3項第5号・・・
のような場合には「−」を入れません。

資料などの番号と資料などのタイトル・名称を続けて発言している場合には、一つのかぎ括弧に入れて表記します。
○「資料1.平成22年度における環境整備に係る提言」
○「図表3−2.平成21年度収支報告」
○「報告事項1.総会に関する件」
のように表記します。発言されていない情報を補足すという必要はありません。
数字の次にはピリオドを打ちます。
「第1号議案−新年度の予算について」
などと区別が必要です。

法律など、タイトル・項目が括弧書きにて並記されている場合は、
○「第234条(境界線付近の建築の制限)」・・・(民法)
○「第3条(生涯学習の理念)」・・・(教育基本法)
のように表記します。

お客様から資料の提供がない場合でも、明らかに資料やメモなどを指して話していると思われる場合には、反訳スタイルに関係なく、同様にかぎ括弧処理をします。

<標準反訳指示の場合の見出し項目の作成>
標準反訳プロジェクトで、
@講演、会議などで
A見出し項目となるべきレジュメ資料がある
場合には、発言者がレジュメ項目の発言をしていない場合にも、適切な見出し項目を該当する段落の冒頭に入れます。

「項目番号の処理」の参考資料である「目次」を例に取ると、
 「第1章地球温暖化対策の推進に関する基本的方向」、「第1節わが国の地球温暖化対策の目指す方向」。まず、わが国の・・・・・・・・・・。
 「第2節地球温暖化対策の基本的考え方」。次に、・・・・・。
のように見出し項目を括弧表記します。

なお、内容によっては、用意されたレジュメどおりに話されない場合もありますので、臨機応変に対応してください。
話者が、レジュメ資料を引用して、「第2節についてお話しすると・・・」などと話している場合には、「第2節地球温暖化対策の基本的考え方」についてお話しすると・・・のように反訳し、段落冒頭への見出し項目は入れません。

これとは別に、見出し項目を入力して1行空ける・・・などの特別指示があるプロジェクト(日本柔道整復師会、金融財政事情研究会など)については、従前からのルールが適用されますので、お客様納品ファイルを参照して反訳してください。

資料の活用     [ページトップ]
固有名詞、業界用語や専門用語などの特殊な用字・用例
を除いて、「日本マスコミ表記基準」で引用・表記します。
資料表記をそのまま引用する場合には、初回登場時に黄色の蛍光ペン表記をするとともに、必要があればその都度、かぎ括弧書きが必要です。

基本的に、資料の本文中の記述であっても、通常表記は「日本マスコミ表記基準」にて表記をします。
ただし、法律・条例等、古典(文学作品・歴史史料その他)に限定して、「JRGA標準」を適用しないほうが適切と判断される場合には、資料本文引用にてかぎ括弧書きにて蛍光ペン表記をします。
古典に該当しないものは、学術論文などすべて「JRGA標準」優先となります。

資料番号の表記については、「■項目番号の処理」の項目を参照してください。

資料で、「第1章 日本における・・・」のように「スペース」がある場合には、これを、「第1章〜日本における・・・」のように「〜」を入力します。「第1節」・・・についても同様の処理をします。
「1.」、「ア.」及び「A.」については「ピリオド」(全角)を入力し、「(1)」及び「@」ではスペースなくそのまま入力をします。
「日本マスコミ表記基準」では、基本的にスペースを入力しません。

縦書きの項目番号の表記     [ページトップ]
★★縦書き項目番号の表記例★★
こちらの参照資料をご覧ください。

縦書き指定では、洋数字指定・漢数字指定を問わず、「1)」や「a)」などの片括弧は使用しません。
「1)地球温暖化について」は、「(1)地球温暖化について」と入力します。
既に、「(1)」が使用されている場合は、「@」と入力します。
「@」も使用されている場合は、「@ー1」と入力します(長音記号を常に使用)。
「a)」の場合は、「a」と入力します。

☆漢数字指定の場合、「@」以外は漢数字表記となります。

かぎ括弧の活用     [ページトップ]
かぎ括弧の使用は、
@固有名詞、専門用語、略語など
Aタイトル、資料引用など
B会話発言など
C力説など
D項目番号など
E数値、記号など
F法律の条文
G決算の費目・科目
Hその他
となります。

@固有名詞、専門用語、略号など
ホームページ業務マニュアル「(3)基本表記−固有名詞等表記一覧表(PDFファイル)について」を参照してください。

Aタイトル、資料引用など
本文にタイトルを引用したり、資料内容を引用する場合にかぎ括弧を活用します。
資料引用は、基本的に「日本マスコミ表記基準」を優先して表記します。

B会話発言・口語発言など
○彼は、「そんなことは知らんかった」とはっきり言いました・・・
など、「言った」内容、「聞いた」内容をかぎ括弧で明示します。
また、かぎ括弧内の発言内容は、発言のニュアンスをそのまま残して逐語反訳をします。
特別の言葉を指摘して、
○「ワーク・ライフ・バランス」という言葉の意味について・・・
○この場合の「同僚性」という言葉は・・・
など「かぎ括弧表記」となります。
ただし、同様の表現をしていても、「かぎ括弧表記」にする必要がないと思われる場合には、不要です。

C力説など
読みやすくわかりやすい文章とするために、特に必要な用語、表現をかぎ括弧で表記することがあります。
具体的な発言内容ではなく、自分の考え・意見の内容をかぎ括弧で示すことがありますが、これは必要な場合に限るものとし、できるだけかぎ括弧を使用しません。

あのときには、「自分の意見としては、必ずこれを早期に実現することが最優先課題である」と思っていた・・・などの場合は、かぎ括弧を使用しません。
「言う」ときはかぎ括弧、「思う」ときはかぎ括弧なし・・・が基本ですが、文章全体から臨機応変に対応します。

D項目番号など
項目番号などは、
○Aのアを見ると・・・ではなく、「A−ア」を見ると
○1の(2)では・・・ではなく、「1−(2)」では
とかぎ括弧に入れて表記します。
お客様から資料の提供がない場合でも、明らかに資料やメモを指していると思われる場合には、反訳スタイルに関係なく、同様のかぎ括弧表記をします。

E数値、記号、計算式など
発言される記号や数値についても、かぎ括弧を活用します。
○部門別では特にBとEにおいて・・・ではなく、部門別では特に「B」と「E」において
○日本では35、アメリカでは78・・・ではなく、日本では「35」、アメリカでは「78」
○あの「9・11」からテロ戦争が始まった
○5×2=10・・・ではなく「5×2=10」
○日本は「2対3」で勝ちました。
○これは「7・3」で分けましょう。
○父親が「要介護3」で一人暮らしなので・・・
とかぎ括弧に入れます。

●約80の国が参加して開催されました
●30のグループが所属しています
●全国に50から60の支店があって・・・
●全国から47の都道府県が集まって・・・
●30ある営業所の代表・・・
などの場合は、かぎ括弧は不要です。

さらに、ただ、数字をカウントする場合の数字にも、かぎ括弧は不要です。
○この場合、1、2、3、4、5、6、7、8冊のシリーズになっています・・・

<「単位の欠落」の整文(修文)>
必要に応じて発言されていない「人、%、円、ドル、キロ、日、月、年など」を補います。
逐語反訳指定においても「単位の欠落」は整文(修文)をします(完全逐語反訳指定を除く)。
○(完全逐語)お祭りは、来月の「15」と「16」です。
(逐語・標準)お祭りは、来月の15日と16日です。
○(完全逐語)12年度に続いて、「13」、「14」、「15」と担当しました。
(逐語・標準)12年度に続いて、13、14、15年度と担当しました。
○(完全逐語)来年は、「4」と「9」に開催になります。
(逐語・標準)来年は、4月と9月に開催になります。
○(完全逐語)地デジは、「2011」までに完了予定だ。
(逐語・標準)地デジは、2011年までに完了予定だ。
○(完全逐語)1989年は、昭和の最後で「64」までありました。
(逐語・標準)1989年は、昭和の最後で64年までありました。
○(完全逐語)90年代は、「92」、「93」とニューヨーク駐在でした。
(逐語・標準)90年代は、92年、93年とニューヨーク駐在でした。
○(完全逐語)CO2の削減目標は「25」です。
(逐語・標準)CO2の削減目標は25%です。
○(完全逐語)パーセントで言うと、「30」から「35」が目標になります。
(逐語・標準)パーセントで言うと、30から35%が目標になります。(30%から35%が目標になります。)
○(完全逐語)先月、ちょうど「30」になりました。
(逐語・標準)先月、ちょうど30歳になりました。
○(完全逐語)お支払いは、「3万」ぽっきりですね。
(逐語・標準)お支払いは、3万円ぽっきりですね。
○(完全逐語)「5億」のお金があれば・・・
(逐語・標準)5億円のお金があれば・・・
○(完全逐語)グループの人数制限は、「15」から「20」までにしよう。
(逐語・標準)グループの人数制限は、15から20人までにしよう。(15人から20人までにしよう。)
○(完全逐語)速度制限が「80」だからね。
(逐語・標準)速度制限が80キロだからね。(速度制限が80キロメートルだからね。)
○(完全逐語)君の身長はいくつ?「170」ちょうどです。
(逐語・標準)君の身長はいくつ?170センチちょうどです。
○(完全逐語)10点満点なら「7」か「8」ですよ。
(逐語・標準)10点満点なら7か8点ですよ。(7点か8点ですよ。)
○(完全逐語)決算期の「19」で「200億」、「20」でやっと「300億」になった。
(逐語・標準)決算期の19期で200億円、20期でやっと300億円になった。
○(完全逐語)第十五回のあと、「十六」、「十七」は開催されなかった。
(逐語・標準)第十五回のあと、第十六回、第十七回は開催されなかった。
○(完全逐語)一点目から始まって、「二」、「三」と飛ばして、四点目について話します。
(逐語・標準)一点目から始まって、二点目、三点目と飛ばして、四点目について話します。
○(完全逐語)「第1章」は総則で、全体で「20」まであります。
(逐語・標準)「第1章」は総則で、全体で「第20章」まであります。

F法律条文など
「250条」、「憲法9条」、「第1条〜−」など、かぎ括弧が必要です。
会社法、農地法など法律名のみの場合には、かぎ括弧は不要です。
裁判で使用される書類、「甲第3号証」、「乙第2号証」などかぎ括弧表記です。

G決算の費目・科目など
○「保健体育費」の中の「保健体育総務費」については・・・
○「事業費」は、「流通対策費」、「広報費」、「一般会議費」が含まれて・・・
○収入合計と支出合計の差額である「税引き前剰余金」は・・・
○「流動資産計」、「流動負債計」、「固定資産計」、「固定負債計」、「負債資本合計」は・・・
などかぎ括弧表記です。
決算報告などまとめて数字報告をする際にかぎ括弧表記をしますが、通常の会話でたまたま登場する費目・科目については、特にかぎ括弧表記の必要はありません。

Hその他
「1対1」・・・など「日本マスコミ表記辞書」記載用語でかぎ括弧が活用されます。

「−」マイナス記号について     [ページトップ]
「日本マスコミ表記基準」では、基本的に、間、間隔を示す「−」は使用せず、「〜」を入力します。
○9時〜5時
○500〜600円
○1920〜1930年

ただし、
発言者処理で発言者が不明の場合など特別の指示がある場合
計算式の引き算の場合
型番や記号表示をする場合・・・「REACH−IT」など
そのた特別な事情がある場合
そのまま「−」を表記します。

その他、表記に困るものが出た場合には、臨機応変に対応してください。
「−」記号は縦書き変換ができませんので、縦書き表記指定の場合には注意が必要です
発言者が不明の場合、型番や数式など、「ー」(長音記号)を使用します。
○7ー4=3
○七ー二=五
(なお、Wordファイル上で、算用数字あるいは漢数字の次に「ー」(長音記号)を入力すると、「─(ダッシュ・中線)」で確定されることがありますが、これは問題ありません。つまり、縦書き変換で縦書き表記となるものです。)
★重要★「承り書」の中には、「算用数字指定・縦書き指定」の場合がありますので、
「英数字反訳指定」の項目・・・@算用数字・英字全角、A算用数字・英字半角、B漢数字・英字全角
「書式指定(特別書式−文字の方向)」の項目・・・@横書きで入力します、A縦書きで入力します
の二つの項目を必ず確認してください。

■日本国内の都道府県名・市町村名(2011年6月25日)
完全逐語反訳及び逐語ソフト反訳以外では、一般表記において日本国内の都道府県名及び市町村名は正式名称を表記します。
○東京ではなく、東京都
○大阪ではなく、大阪府あるいは大阪市

<注意>
首都圏のことを「東京」と言っている場合には「東京都」と表記せず「東京」のまま、関西圏のことを「大阪」と言っている場合には「大阪府」と表記せず「大阪」のままなど、地域全般を指している場合には発言どおりに表記する、また、都道府県か市町村か特定できない場合には、発言どおりに表記します。
また、引用表記として「かぎ括弧表記」になる発言内容は、発言どおりの表記となります。
○彼は、「僕は九州の鹿児島出身だから」と・・・。

■勘定科目及び金額の表記(2011年6月)
「貸借対照表(バランスシート、B/S)」は、下記のようなものです。


「損益計算書(P/L)」は、下記のようなものです。

決算書や会計報告書の勘定科目及び金額は、特別な表記をします。

○「預かり金」ではなく、「預り金」
○「立て替え金」ではなく、「立替金」
○「繰り越し利益剰余金」ではなく、「繰越利益剰余金」

勘定科目は、こちらのホームページを参照してください。

決算書や会計報告書を読み上げているときは、単位語を使用しません。
○「千円」ではなく、「1,000円」
○「25万6,235円」ではなく、「256,235円」

ただし、決算書に関する金額でも、質疑応答などでの発言は、単位語を使用して表記します。

○勘定科目と金額の間に読点は入れません。
○勘定科目の前に番号が付いていても、かぎ括弧は不要です。
○ゼロの場合、「ゼロです」、「ありません」と発言していても、「0円」と表記します。
○一区切りとなる語尾などは、「〜です」、「〜となります」など、発言どおりで構いません。
○資料の読み上げですが、資料引用を表すかぎ括弧も不要です。

<例>
 T.資産の部、1.流動資産、現金1,359円、普通預金72,659,036円、立替金9,065,141円、仮払金7,471,213円、未収金25,005,000円、前払金630,000円、流動資産合計114,831,749円です。
 2.固定資産、(1)特定資産、設備更新引当資産107,400,000円、維持修繕積立資産12,600,000円、記念事業積立資産5,000,000円、退職給付引当資産53,488,520円、表彰準備金積立資産0円、高度情報化積立資産100,000,000円、特定資産合計278,488,520円となります。

 T.事業活動収支の部、1)事業活動収入、1.入会金収入は合計で229,060,000円です。内訳として、@主事務所入会金収入210,080,000円、A従事務所入会金収入18,980,000円、2.会費収入409,138,250円、3.利息収入164,004円、4.雑収入120,350,000円、事業活動収入計758,712,254円です。

国語辞書の統一     [ページトップ]
使用する国語辞書は、こちらから「大辞泉」(goo辞書)をご使用ください。

■その他の辞書
MBA用語集はこちらから。
IT用語集はこちらから。
「あるれる新語」はこちらから。
「ちょっと便利帳・ものの数え方」はこちらから。
決算・簿記などの「勘定科目」についてはこちらから。

■検索
「検索デスク」はこちらから。
ブランド用語集(日本ブランド戦略研究所)

★★★<その他の表記について>★★★
反訳不能処理     [ページトップ]
アスタリスク四つ「****」で表記されてきた反訳不能個所について、大きく分けると、
1.単語など一部について、リライターが聞き取れない(自分には聞き取れない)反訳不能
2.文章、段落など全体について、明らかに騒音の中で録音したり、質問者がマイクで話していないなど(お客様に明らかな責任がある)反訳不能
があります。

「1」の場合、
従来どおり、「****」アスタリスク四つで表記します。
「だれが聞いても聞き取れない」と思われる場合もあります。

「2」の場合、
発言者がマイクに話していないなどの状況では、恐らく発言全体が聞き取れないと思いますので、「****(録音不良)。」と表記します。
質疑応答で質問者の発言がすべて聞き取れない場合には、上記表記が繰り返されることになります。

発言内容が飛び飛びで部分的に聞き取れる状況では、当該発言者の発言が終了したところで、
「****(録音不良)。」
あるいは
「****のように思います(録音不良)。」
と表記します。

しばらく聞こえないで、突然音声が入ってくることがあります。
この場合には、
「****(録音不良)ということを言われて、それから・・・」のように個別対応をしてください。

録音のすべて、あるいは大半が録音不良で、「聞き取れる個所だけを反訳する」こともあります。
この場合には、「(録音不良)」の表記は不要です。
ある特定の発言者について、プロジェクト全体で録音不良の場合も、同様に不要です。

録音不良について上記分類では区別できない、あるいはわからない場合は、従来どおりに「****」だけを表記します。
プルーフリライターは、聞き取れて表記できた場合は当然のこと、「(録音不良)」の表記が不適切と判断した場合には、当該表記を削除してください。必要な場合には加筆します。

ただし、出張録音プロジェクトでは、徳音そのものを受注しているため、反訳原稿に「****」の反訳不能処理は「テープ中断」などの表記処理をすることが基本的にできませんので、注意をしてください。
どうしても聞き取ることができない場合には、「受注書」の一番左下に記載されている出張録音担当者に、Eメールを出して確認してください。メーリングリストは使用しません。
出張録音担当者のEメールアドレスは、下記のとおりです。
○後藤裕美=goppie@v007.vaio.ne.jp
○勝俣潤子=kuwatz@nifty.com
○赤石しのぶ=sinob@pop16.odn.ne.jp

■反訳無用
数を数える場合の「1、2、3、4・・・」は、基本的に、完全逐語反訳指定を除いて反訳無用です。
○全部で「1、2、3、4」と、五つになります・・・ではなく、全部で五つになります

電話録音の注意点     [ページトップ]
法律事務所を中心に電話録音の反訳依頼が多くあります。
1.一般的に、電話の呼び出し音や保留音は反訳しません。
2.留守番電話メッセージは反訳します。

ただし、必要に応じて適切な対応が求められることもあります。
(1)電話の会話ではなく、電話以外の会話の反訳が必要と思われる場合には、電話以外の会話の反訳箇所の前後それぞれ「1行空け」をします。
(2)複数の電話の会話が一つの音源に継続して録音されている場合には、それぞれ「1行空け」をして、次の電話録音を反訳します。
(3)同じ電話録音で、途中から別の回線に接続した会話が始まる場合も、同様に「1行空け」をして反訳します。

発言外表記     [ページトップ]
話者が発言していないもので表記が必要となるものは、
@指示されたタイトルを明記する(「タイトルなし」の場合は、
A「反訳終了」を知らせる
B「録音不良」を知らせる
C「ビデオ上映」などを知らせる
D年号の表記
Eその他、「拍手」などを知らせる
となります。

@指示されたタイトルを明記する
「タイトルなし」の場合は、プルーフリライター向けに適切なタイトルを付けてください。
お客様納品ファイルでは削除されます。

A「反訳終了」を知らせる。
音声ファイルの場合、通常は、最後の行、左詰めにて(終了)と入力します。
一つの音声ファイルを複数リライターが分割して担当する場合、担当したろころまでの音声ファイル時間を入力します。
○(1:15:00まで終了)
○(0:39:00まで終了)

テープの場合、(A面終了)あるいは(B面終了)と入力しますが、本数が2本以上の場合には、
(テープ1/3A面終了)
(テープ1/3B面終了)
のように入力します。
漢数字の場合は、
(テープ一/三A面終了)・・・のように表記します。

なお、半角指定の場合には、「1/3」の「/」も半角です(注意:括弧は全角です)。
「テープ」かどうかは、「受注書」及び「承り書」を見ればわかります。

<注意>
カスタマーセンターでテープを音声ファイルにダビングして発注する場合がありますが、この場合も「テープのプロジェクト」として処理します。

B「録音不良」を知らせる
「反訳不能」に関する記述を参照してください。

C「ビデオ上映」などを知らせる
(DVD開始)
(DVD終了)
のように必ずセットで表記します。
ほかに、(VTR開始)、(VTR終了)、(TR開始)、(TR終了)、(音楽開始)、(音楽終了)などとします。
「TR」は「テープレコーダー」です。
メディアの種類がわからない場合には、(映像開始)(映像終了)などと入力します。
ライブの場合には、(寸劇開始)、(寸劇終了)、(デモ開始)、(デモ終了)などその都度適切な表記をします。

指示がない場合には、日本語部分は反訳します。
反訳しない時間は、実時間から差し引いてプルーフリライターに申告あるいは所定の「受注書」に記載します。
反訳がない場合、(DVD再生)、「VTR再生)、(TR再生)、(音楽演奏)・・・などだけとします。

D年号の表記
発言者が、「2010年、平成22年に・・・」、「平成22年、2010年に・・・」と発言する場合、逐語反訳及び標準反訳では、
○「2010年(平成22年)に・・・」、「平成22年(2010年)に・・・」
と表記します。完全逐語反訳では、発言どおりに入力します。
発言者が、「90年から92年にかけて・・・」などと発言している場合、逐語反訳及び標準反訳では、
○「1990年から1992年にかけて・・・」
と表記します。
発言者が、「55年に卒業したので・・・」、「60年から64年にかけて・・・」などと「昭和」のことを発言している場合、逐語反訳及び標準反訳では、
○「昭和55年に卒業したので・・・」
○「昭和60年から64年にかけて・・・」
と表記します。
発言者が、「明治」以前の年号で、「嘉永6年と7年にM・C・ペリーがやってきて・・・」と発言している場合、逐語反訳及び標準反訳では、
○「嘉永6年(1853年)と7年(1854年)にM・C・ペリーがやってきて・・・」
と西暦を追加して表記します。

Eその他、「拍手」などを知らせる
通常は、(拍手)は入力しませんが、司会者の「賛成の方は拍手をお願いします」に対して「拍手」がある場合には、発言内容とみなして、
(拍手)
を入力します。
同様の状況があれば、その都度適切な表記をします。
なお、同じ発言者の場合、(拍手)などを挿入しても、発言者表記はしません。

(例示)
司会者 ・・・・承認いただけますか。
(拍手)
 ご承認いただきましたので・・・。

のように表記します。



Copyrights 2002 Okoshiren AllRightsReserved